田中実が自殺したと聞いて彼のデビュー作である刑事ドラマ「ジャングル」の主題歌を聴きたくなった。歌っていたジャッキー・リン&パラビオンは藤田浩一プロデュース、作曲林哲司というオメガトライブのスタッフでそのものオメガの女版を狙ったらしい。でもこの一曲で消えた。
このジャングルってドラマも面白かったのに時代と合わずに終わってしまった。
普通刑事ドラマというと、一話完結で登場人物の刑事みんなで一つの事件を解決させるものである。しかしリアルさを追求したこのジャングルは一話完結でなく、なんと複数の事件が同時進行する。そして班に分かれて別々の事件を追う。今日の話ではこの事件は解決したけど、もう一つの事件はまだ続くみたいな感じ。
これが新鮮だった。確かに刑事部屋みんなで一つの事件を追うのっておかしいもんな。
しかしドラクエに慣れた視聴者がリアルタイムシュミレーションRPGをやるようなもので受け入れられなかった。
田中、山口粧太・桑名正博(!)が降板した「NEWジャングル」では新人刑事役の江口洋介の成長を描いた「太陽にほえろ!」方式へ戻ってしまうのである。
当時日テレではリアルなジャングルとコミカルな「あぶない刑事」を同時にやっていた。そこで課長に怒られた大下(柴田恭兵)が「ジャングルでも行こうかな~」とこぼすメタセリフも懐かしい。